元看護師で医療ライターの広田です。
医療ライターを2016年6月から始め、この度、9年目を迎えることができました。
完全在宅で仕事を続けてこれただけでなく、売上は倍々に増えていき、ここ数年は一定の水準を保てるようになりました。
さらにこの9年の間に子どもが2人増えて3人兄弟に。
どうやって子育てしながら医療ライターを続けられるの?どこからどうやって仕事をもらうの?と疑問に思われる方もいらっしゃるでしょう。
その答えについて、お話ししたいと思います。
医療ライターになったきっかけは?
医療ライターを始めたのは、なんとしてでも自宅で働く必要があったからです。
不思議な経歴ですが、私は前職でアパレルメーカーでパタンナー(服の設計士)をしており、その前に看護師として働いていました。
パタンナー6年目だった私は、長男(第一子)を出産して育休を取得し、復帰。
しかし、半年頑張ったものの、夫は激務で、両家実家は遠方。
保育園の送迎も家事も仕事もほとんど私が引き受ける状態で、さらに夫が倒れて休職することに。
長男もいろいろな感染症をもらい続け、隔週で休む状態が続いていました。
このままでは無理だという結論に達し、夫は転職、私は自宅でできる仕事を模索する方向にシフトしました。
ハンドメイドで赤ちゃん用品を販売したり、アンケートサイトに登録したりといろいろしましたが、クラウドワークスと出会い、文章を書いて稼ぐ方法があることを知りました。
いろいろな案件がある中で、医療記事の依頼がチラホラあり、これなら看護師の経験が活かせる!と応募したのが、医療ライターを始めたきっかけです。
当時は医療ライターという名前も浸透しておらず、「看護師ライター」と名乗っていました。
子育てと医療ライターは両立できる?
子育てと医療ライターは非常に相性が良く、両立するのに最適な働き方と言えます。
長男が1歳で医療ライターを始めましたが、その1年半後に長女、さらにその5年後に次男が誕生しました。
医療ライターをしていなければ、3人目は考えられなかったはずです。
なぜなら、納期を守れば働く時間は自由。休みも自由。
休みの連絡やシフトの調整・仕事の再分配を上司にお願いする必要もなし。
これだけで大幅にストレスが減りました。
さらに、医療ライターとして活躍していく中で単価も上がり、時給換算すると会社員時代の2倍を超えるように。
保育園を休みがちな1歳の次男がいるため、稼働時間は非常に少ないですが、それでも会社員時代の給料は超えています。
初めてすぐのころは、1文字1円の時期もありましたが、書いて技術を上げ、実績を積み上げたことで、びっくりするような依頼が舞い込むようになりました。
契約で詳細は伝えられませんが、本当にいろいろな企業からご依頼をいただけるようになり、ありがたいことです。
このように、育児期間中の限られた時間でも仕事ができ、実績が積み上がり、さらに大きな仕事につながるため、子育て中の働き方として医療ライターはおすすめです。
医療ライターの仕事、どこでどうやって得ればいい?
私が最初に利用したのが、クラウドワークスです。
クラウドワークスでは、個人から企業まで幅広いクライアントから依頼を受けられます。
特にクライアントが企業だった場合、たったひとつの案件を得ただけで、大きな案件に繋がる可能性が高まります。
受けたその1件の案件の精度が高ければ、クライアントの担当者から別の案件の担当者に話が伝わり、さらに社内でも話が広がり、さまざまな案件を任されることも。
とにかく1つの案件に全力を傾けることが大切です。
その積み重ねが確かな実績に繋がり、途切れることなく案件を得られるようになるはずです。
その1件の案件を獲得する方法としては、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスを利用するほか、医療ライターのコミュニティへの所属がおすすめです。
医療ライターのコミュニティ内で横のつながりができれば、そこから仕事の依頼や相談が来ることもあります。
メディペンでも「メディペンlabo」という医療ライターズコミュニティがあり、医療ライター同士の交流の場として利用してもらっています。
さらに、コミュニティによりますが、スキルアップのためのコンテンツやセミナーを実施しているところもあります。
メディペンlaboでは、記事の添削を受けることでライティングスキルを身につける「添削コース」があり、不定期でセミナーも開催しています。
メディペンlaboがどんなところか気になる方は、最近の様子はこちらからご覧ください👇
子育て中でも副業でも医療ライターは稼げる?
残念ながら、医療ライターになれば全員稼げるわけではありません。
医療ライターには資格制度もなく、名乗ればだれでもなれるため、いろんな人がいます。
「月100万円稼げます!」という人もいれば、「ひとつも案件がなくて0円」という人もいます。
私の詳しい売上については、著書「在宅で資格が活かせる!稼げる医療ライターになる方法~入門編~」で触れていますので、ぜひ見てみてください。
ただ、売上を求めていてはいつか崩壊します。
医療記事は読者の健康と命に関わることをよく知っておいてください。
適当な仕事は、だれかやその家族の命を奪う可能性があるのです。
看護師だと、看護学生時代に暗記した覚えがあるかもしれませんが、「ナイチンゲール誓詞」にこんな一節があります。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、悪しき薬を用いることなく、
また知りつつこれをすすめざるべし。
自分の矜持に反する依頼は断ることも大切です。
なにを得てなにを捨てるか、しっかり判断しないといけないのが医療ライターです。
書くのが好きな人、調べるのが苦にならない人はおすすめ
医療ライターについて、簡単にですが解説させていただきました。
医療ライターにどんな人が向いているのかと質問をもらうことが多いのですが、書くこと・調べることが苦ではない人はおすすめです。
医療記事は、わかりやすく読みやすい文章であることはもちろん、エビデンスがなければいけません。
エビデンス探しに数時間費やすことも珍しくないため、それができるかが大きなポイントになるかと思います。
もっと詳しく知りたい!という方はぜひ、メディペンlaboにご参加ください。
メディペンlaboは月額1,100円の医療ライターズコミュニティだよ!
Slackを使った会員制コミュニティで、30人前後が参加中!
詳しくはこちらを見てね。
代表の広田はほぼ毎日いますので、質問などあればぜひどうぞ!
医療資格や経験を持っているという共通項がありながら、子育て中のママ・パパもいれば、子育てを卒業された方、副業、専業、未婚、既婚などいろいろな方がいます。
2024年7月には医療ライターに役立つAIセミナーも開催予定です。
ぜひこの機会にご参加ください!