クラウドソーシングサービスを使った在宅ワークを始めてみて、子育てをしているかたには在宅ワークが最適だとあらためて感じています。
子どもの風邪や病気で休みがちだったり、家事や育児との両立が辛いと感じていたり、職場で肩身の狭い思いをしていたり、働くママは本当に大変です。
私も会社員時代は大変でした…。
いろいろなことがあって、在宅ワークを始めた経緯はこちらにまとめています。
⇒会社員から在宅ワーカー(医療ライター)へチェンジした理由は?収入や生活はこう変わった!
在宅ワークを始めたことで、自分で仕事のスケジュールは調整する必要はありますが、そのことが子育てをしているときには非常に大きなメリットになります。
在宅ワークのメリット・デメリットを考えながら、子育て主婦には在宅ワークが最適だと思う理由あげてみたいと思います。
在宅ワークのメリット
元看護師・現医療ライター5年目のひろたが考える在宅ワークのメリットです。
どれも子育てをメインで担う主婦には、助かる内容ですよ。
仕事の内容や量を調整できる
会社員時代に困っていたのは、子どもの体調で仕事を休むときです。
子どもの風邪や病気で仕事に行けない
↓
仕事のスケジュールに間に合わない
↓
周りに迷惑をかける
このような事態になっても、仕方ないこととは言ってもらえましたが、やはり申し訳ないと感じます。しかし、どうしようもないことです。
毎回持っていきようのないジレンマに襲われていました。
でも、在宅ワークでは、仕事の調整や仕事をする時間の管理がすべて自分でできるので、そのような気持ちになることが減ります。
子どもが急に熱を出しても対応できるだけの余裕を持って仕事を受注しておき、早めに仕事をこなすようにスケジュール調整をすればいいわけですから。
家族の休みに合わせて自分の休みを設定可能なので、一家の団欒の時間を取りやすくなります。
自分で仕事量とスケジュールを管理できる在宅ワークならではのメリットだと感じています。
通勤の必要がない
通勤にかかる交通費は支給されても、通勤時間は給料には換算されません。
たとえば、片道1時間の通勤時間だと往復2時間。1カ月に最低40時間を通勤に費やすことになりますね。
でも、在宅ワークなら、通勤の必要がありません。自宅が職場です。
通勤に使っていた時間を、仕事や他のことに使うことができるので効率的です!
始業時間が自由
雇用されている場合、会社の始業開始時間に間に合うように出社するのが当たり前ですね。
朝の慌ただしい時間をくぐり抜け、子どもを保育園などに送ってからの出社は大変です。
しかし、在宅ワークは、始業時間は自由です。自分の都合によって毎日変えてもOK。
家事や育児の合間に自由に仕事をすることができます。
もちろん何時まで働かなければならないという終業時間の設定もありません。
育児をしながらの場合、子どものお昼寝時間や夜寝ている時に仕事をすることができます。
扶養内で働けばいろいろお得!
配偶者の扶養内に収まる年収なら、健康保険料も年金も追加で支払う必要はありません。
(※配偶者が個人事業主などであれば、国民健康保険と年金の支払いが必要になる場合があります)
また、自分の収入にかかる所得税が非課税になり、市町村によって設定された金額以下なら住民税もかかりません。
さらに、保育料は世帯の住民税の額で決まってくるので、住民税が安くなれば保育料も安くなります!
会社員で働いている場合、収入に応じて税金を支払う必要がありますが、扶養内での在宅ワークであれば別途税金を納めなくても良くなります。
そして2020年以降、配偶者控除の範囲が変更になりました。
今までは年収38万円以下であったのが、年収48万円以下に変更になったので在宅ワークでの収入を得やすくなっています。
また、配偶者特別控除の範囲も、年収38万円超85万円以下だったのが、2020年以降48万円超95万円以下と変わりました。
在宅ワークのデメリット
在宅ワークはメリットが多いのですがデメリットもあります。
病気・失業・産休や育休手当などの保障がない
病気やケガで働けなくなったときに傷病手当金がなく、復帰するまでは無収入になります。
雇用保険に入っていないため、もし仕事がなくなったとしても失業保険はもらえません。
また、出産手当金や育児休業手当などの産休・育休中の手当ももらえません。
保障という部分では、会社に勤めている方が安心と言えるでしょう。
クレジットカードの申し込みやローンが組めない
クレジットカードは作りにくくなります。ファミリーカードや学生・主婦向けのカードなど、限定的なカードを作る必要があります。
もちろん、ローンも組みにくくなります。
在宅ワークで、このあたりの問題をクリアするためには、個人事業主としてある程度の収益を上げる必要が出てくるので、扶養内でというスタイルを考えているのであれば、ファミリーカードが一番安心でしょう。
仕事の受注は自分のスキル次第
仕事を自由に受注できるメリットがある一方、クライアント側に発注してもらうだけのスキルが必要です。
クライアントは成果を出してくれるワーカーを選びます。
報酬などの条件が良い仕事だと、スキルの高い人が応募するため競争率が高くなります。在宅ワークを始めたばかりでは、採用されることが難しい場合が多いです。
最初は高い単価の仕事ではなく、自分のスキルを活かせる内容の仕事で、評価の高いクライアントの仕事を数多く受注して実績を積みましょう。
個人での勝負になる
会社員であれば、会社名が信用の肩代わりになったり先輩や上司に助けてもらうことができます。
在宅ワークの場合は、個人でいろいろなことに対応しなければなりません。
なにかあればすべて自分の責任で問題を解決しなければならないことが多くなります。
だからこそ自由に仕事内容を決めることができるわけですが、自由には責任がついて回ります。
そのあたりは常に意識する必要があります。
クラウドソーシングサービスは手数料が必要
在宅ワークを始める場合、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスに登録する人が多いと思います。
在宅ワーク初心者はそのほうが仕事を受注しやすいのですが、仕事を受注し報酬が確定後に月間ベースで手数料が必要です。
クラウドソーシングサービスの多くが、受注金額の20%程度の手数料からスタートになっています。
サービスを利用している以上手数料は必要なのですが、20%って意外と大きいなあというのが本音です。
1記事1,000円の単価の仕事なら、手数料を差し引くと800円になります。
報酬金額が多ければ多い程、差し引かれる手数料も大きくなるので、ある程度スキルと実績が身についたら、ライターを募集している企業に直接応募するなど、自分で仕事を受注することも考えるようにしていきましょう。
まとめ
在宅ワークには確かにデメリットはあるのですが、仕事をする時間と場所を自分で管理できるというメリットは、子育てをしている主婦にとっては非常に有利な点だと感じます。
また、実績を積むことと、資格を持つことで高単価の仕事に応募ができますし、資格+経験があれば採用確率は飛躍的に向上します。
在宅ワークは、自分の経験とスキルを向上させることで条件の良い仕事を受注できるようになるので、収入アップが努力にそのまま反映される点でもおすすめ。
家族の状態や予定に合わせて自分の仕事を管理することができる在宅ワークは、子育てをしているかたにとって理想の働き方になる可能性を持っています。
働きに出たいけど子どもが小さいし・・・と悩んでいるかたは在宅ワークを検討してはいかがでしょう。
※資格を持っていないという人は「ファイナンシャルプランナー」がオススメです。
節税対策や税金の仕組みを学べるので3級を目指して勉強してもいいですね。