元看護師・現医療ライター5年目のひろたです。2016年から看護師ライターを始めて現在まで、ずっと自宅で仕事をしている在宅ライターです。
2016年に在宅ワークを始めた経緯について、回想をしつつ書いてみたいと思います。
フルタイムの会社員時代
在宅ワークを始める前は、会社員としてフルタイムで働いていました。
結婚して妊娠・出産。育休を1年もらった後に復帰しました。
しかし、夫婦ともにフルタイム共働きで、実家の支援なし、通勤片道1時間弱(保育園の送迎含む)で、長男は風邪やらの病気をもらうことも多く、半月近く休むこともありました。
夫は仕事が休めず、私がその対応をすべてすることになりました。
そのため、どんどん有給はなくなるし、仕事も家事も中途半端に。
長男の風邪が治りかけたので保育所にお願いするもぶり返すことがあり、本当に「なにやってるんだろう」と泣きたくなる日が多かったです。
このような状態でなんとか半年間は頑張りました。しかし、夫が10年以上勤めた会社を転職することになり、土日も仕事になるかもしれないという状態では、共働きはもう無理!とギブアップ。
会社を退職することにしました。
実は、育休中からクラウドワークスなどのクラウドソーシングを利用した在宅ワークには目を付けていて、たぶん頑張れば、家で長男を見ながら仕事をして少しは稼げるなという見通しを漠然とつけていました。
会社でフルタイム働いても、毎月のお給料の半分が保育料で消えているうえに、家族全員いっぱいいっぱいの状況にずっとなんとかしないとと考えていたんです。
それなら、家で長男をみながら、在宅ワークで数万円稼いで精神的に余裕のある生活のほうがいいんじゃないかと。
在宅ワーク生活初期
退職してからクラウドワークスにワーカーとして登録し、在宅で仕事を受注するという生活をスタートしました。
会社員をする前に産婦人科での看護師の経験があったので、その経験を生かした記事執筆に案件を絞り込んで応募。
在宅でのライター業の始まりです。
家事育児を優先するため、できる範囲での仕事を受注し、保育所を退所した長男の育児をメインに、いろいろな育児支援やイベントに行ったりしました。
在宅ワークでやっていけるか正直不安なところもあったので、パートでの復帰も考えたこともあります。
しかし、保育所を退所した長男がいるということもあって、条件的に合う仕事はありませんでした。
ライター業にも慣れたころには、昼間は長男と目いっぱい遊んで、寝かしつけた後に仕事をするというスタイルでしたが、気づけば月2~4万円ほど稼いでいました。
気になる仕事を発見!しかし、うれしいけど想像をしていなかったことが
なんとなくライター業も軌道に乗ったかな?という頃、やってみたい!と思う市の臨時職員の募集を発見。勤務時間も短めで、勤務地も近くという好条件です。
ライター業もいいけど、せっかくだしやってみたい!と考えてすぐに応募しました。
同時に長男の保育所の申し込みを滑り込みで行い、なんとか両方とも合格!
この時の保育所の申し込みは、求職中ではたぶん通らないので、在宅ワークで内職中という内容で申請して保活を乗り切りました。
保育所も決まり、4月から働く予定でしたが、なんと待望の第2子の妊娠が判明!
長男のときも、切迫流産・切迫早産とフルコースだったので、長男は保育所にお願いしているとはいえ、両立は無理だろうと思い、非常に残念でしたが市の臨時職員の採用を辞退しました。
予想通り、切迫流産のうえにつわりもひどく、保育所に長男を預けていなかったらどうなっていたのかと考えるとゾッとします。
在宅ワーク再開後
ライターのお仕事をいただいていたクライアントさんに1カ月半ほどお休みをいただきましたが、状態が落ち着いたころにライター業を再開することができました。
1年以上お付き合いのあるクライアントさんから仕事をもらったり、新規の受注をこなすことで、当時は月5万円以上は安定的に収入を得ていました。
長男の年齢が上がったことや世帯年収が下がったこともあり、住民税と保育料の支払額が少なくなったので、余裕はないけれど普通に暮らしていく分には困らない状態をキープ。
妊娠経過も順調で、長男も以前ほど風邪や病気をもらうことなく保育所大好きになってくれました。
以上が在宅ワークを始めた頃から妊娠を経て在宅ワークを再開した時期の様子です。
在宅ワークを始めたときのことを思い返すと感慨深いものがありますね。
まとめ
会社員時代、お給料から保育料を差し引くと、月収5万円。
通勤含めて勤務拘束時間は日に約10時間。
在宅ワークを始めて1年目のときは、ライター業の収入から保育料を差し引くと、月収3万円。
通勤なしで勤務時間は日に約4~5時間。
在宅ワークを始めたころは、収入は会社員時代よりも少なくなりましたが、時間的にも余裕があるため、手作りぎょうざやちょっと手の込んだ料理もできたり、ハンドメイド作品を作ることもできる生活に満足でした。
長期的にみると、雇用されているほうが安定的に収入が入りますし、第2子の産休手当や育休手当なども出るので、在宅ワークは損だと感じる方もいるかもしれません。
でも、子どもの体調が悪いときには休んで看病もしっかりできるし、自分の体調に合わせても仕事を調整できる状態は、私にとって最適な仕事環境です。
この考えは、2020年現在も変わっていません。
もしも、今の仕事や働き方に疑問を感じている方は、いろいろな働き方があるので自治体が開講しているセミナーなどに積極的に参加してみてください。
新しいことを始めれば、新しい未来が待っています。
以上、在宅ワークを始めることになった経緯でした。
ご参考になればうれしいです。